輪行のマナー

電車や飛行機を使って、もっと遠くへ、知らない街で大好きな自転車で走ってみませんか。
マナーを守って楽しい自転車旅に出かけましょう。

鉄道利用の場合に気を付けていただきたいこと

基本的なルール


自転車を専用の袋(輪行袋)に完全に入れること。
  • 電車に持ち込めるサイズは3辺の和(高さ+幅+奥行)が250cm以内。
  • 自転車は解体して袋に収納すること。
    つまり、前輪・後輪を外しましょうということです。
    (ただし、車両や鉄道会社によっては例外があります。)
  • 専用の袋に入れなくてはいけないので、ビニール袋輪行は不可です。
    (突然の雨や落車などで輪行する場合に、輪行袋の持ち合わせがなく、
    ホームセンターや農協などで大きなビニール袋を手に入れて、
    こっそりと電車にのせてもらった覚えのある人もいるかもしれませんが、今はダメですよ。
    ましてやSNSに投稿するのはもってのほかです。)
  • 完全に収納しなければいけないので、サドルやハンドルが出ていてはいけません。
    折りたたみ自転車をそのまま持ち込む方を数回見かけたこともありますが、これもいけません。

地方ではサイクルトレインという自転車をそのまま車両に持ち込める車両がありますが、
それ以外は必ず輪行袋に収納しましょう。

海外で見た輪行
ヨーロッパでは電車に自転車をそのままのせることができるような映像をよく目にしますが、
無料でのせられるのはローカル列車です。
長距離列車も自転車マークが付いている車両にのせることができますが、有料が多いようです。
以前、スイスで自転車をのせましたが、2時間くらいの乗車で2500円位かかりました。
でも輪行袋に入れると無料です。もちろん帰りは輪行袋に収納しました。国によって条件や金額は変わるようです。
オーストリッチの輪行袋はヨーロッパ向けに輸出量を少しづつ増やしています。

基本的なマナー


周囲の乗客に迷惑が掛からないように配慮すること。
  • ラッシュ時はなるべく避けましょう。
    どうしても重なってしまうときは路線を変えたり、走れそうな距離なら自走も選択肢に加えましょう。
  • 自転車の分解・袋詰めは駅前で作業することが多いと思いますが、なるべく人の流れの少ない場所を選びましょう。
  • 車内の輪行袋の置き場によってはとても迷惑な感じの時があります。

    ✓昔から先頭車両か最後尾車両にというのが定番でしたが、都心部の電車は先頭車両に電車マニアが陣取っている車両もあるので最近はあまりおすすめしていません。10両以上の編成のような長い車両の最後尾まで歩いていくのはかなりの重労働です。
    事前に鉄道会社のホームページなどで大きな荷物の置けるユーティリティなスペースの場所を調べておくのも方法です。
    車いすの利用者が乗ってきた場合にはすぐに移動できるように近くにいてください。

    ✓新幹線輪行の場合、いままでであればそれぞれの車両の最後尾のシート裏が定位置でしたが、
    特大荷物スペース付き座席と位置付けられたので、この席を予約した人が優先的に使用できます。
    自転車の持ち込み自体は問題ないのですが、対象の席を予約していない場合は今までのように利用しづらくなります。
    すでに先客がある場合は必ず、車掌さんや乗務員さんに指示を仰いでください。とても親切に対応してくれます。

  • グループで輪行する場合は一ヶ所にかたまらずに、分散して乗車する配慮をしてください。
  • 帰路に輪行する場合、夏場に汗をかいてそのまま乗車すれば・・・周りは不快な気持ちになると思いますので、デオドラントのボディーペーパーなどですっきりしてから乗車しましょう。
    温泉でしっかりと汗を流してから帰宅なんて言うのもいいと思います。駅舎に温泉が併設している駅もありますよ。
▲新幹線特大荷物スペース
▲作業は人通りの少ない場所で

オーストリッチからのお願い
前輪・後輪共に外しサドル・リアエンドを地面に付けて、なるべく車内での占有スペースを小さくすることをおすすめしています。
我々は作り手でもありますが、週末はいちサイクリストです。経験上、なるべく小さくなっていることに越したことがないと実感しています。
弊社は以前より、車内ではなるべく小さくなっていたいという考えからエンド金具を開発してきました。
もちろんユーザー目線で考えればエンド金具を使わず横置きしてしまう方が簡単ですが、他人目線で見ればやはり自転車はどんな形で置いても大きいものに変わりありません。なるべく小さくなっていたいのはそういう理由です。
私自身、背が高い方ではないので、車内に置くときは縦にして、肩に担ぐときは横にして移動しています。

後輪を外すことに恐怖を覚える初心者の方もいらっしゃるかもしれませんが、スポーツバイクと「パンク」は切っても切れない関係です。
パンク修理にはホイールを外す必要があるので、ぜひ、後輪の外し方を覚えましょう。自転車を買った販売店さんできっと丁寧に教えてくれると思いますよ。

バス利用の場合に気を付けていただきたいこと

必ず、バス会社に予約前に自転車をのせられるかをご確認ください。

バスでの移動は電車に比べ比較的安価で利用でき、夜行バスを利用すれば一泊分の宿泊費も浮くので時間を有効的に活用でき、昔から人気の輪行スタイルでした。
ただ、最近ではバス輪行ができないバス会社や路線も増えています。バスはトランク容量が限られていますので席だけの予約では自転車を運べない、もしくは台数制限がありますのでご注意ください。

  • 多くの運航会社や路線では必ず前・後輪を外した状態で輪行袋に入れなければなりません。サイズ制限があります。
  • 専用の運搬ケースなどを持たないバスでは、横積みに収納されることが多いようです。立てた状態では運んでもらえない場合があります。
  • 予約時に席と同時に自転車も予約する必要があります。
  • バス一台当たりの運べる自転車の台数制限があります。

上記のことを乗車前に必ずバス会社にご確認ください。

船利用の場合に気を付けていただきたいこと

必ず、船会社に予約時に自転車を運ぶ旨をお伝えください。

袋に入れずに運べる航路もあります。(有料なことが多いようです)
輪行袋に入れると、無料で運べる航路もありますので、船会社のホームページなどでご確認ください。

  • 輪行袋に入れる際は、必ず前・後輪もしくは前輪を外し、自転車のすべてを覆ってください。
    航路によってはサイズ制限があり前・後輪を外さなければならない場合があります。
  • ジェット船のような高速船は、貨物スペースが大きくないので複数の自転車は運べない可能性もあります。
    事前の予約が望ましいです。

飛行機利用の場合に気を付けていただきたいこと

必ず、予約時に自転車を運ぶ旨を申し出てください。

航空会社のよって対応は様々ですので必ず事前の確認が必要です。
当日、カウンターでごり押しをする方もいらっしゃるようですが、事前の手配が望ましいです。

他の公共交通機関と大きく異なることは、他人に自転車を預けるということです。 鉄道での輪行と同じという訳にはいきません。より丁寧なパッキングが必要になります。
また、国内線と国際線でも自転車の扱いに大きな差があります。
国際線の場合、同じ航空会社で目的地まで行けるかそれともコードシェア便(行きは無料でも帰りの便は有料のことがあるようです。)なのかでも、対応が変わってきますので必ず航空会社にお問い合わせください。

  • 早めのチェックインをお願いします。出発ギリギリだとのせられないことやトラブルが起きた時に対応できないことがあります。
  • 預ける際に必ずタイヤも空気圧を下げてください。すべて抜いてしまう必要はありません。
  • CO2ボンベは容器の容量や持ち込み個数に制限があります。工具類は場合によっては機内持ち込みNGの工具もありますので、預けてしまう方が無難です。
  • しまなみ海道の玄関でもある松山空港の様に、最近ではサイクリストに優しい空港がいくつかあります。(空気入れ、更衣室あり)

電車での輪行の場合は、マナーを守って他の乗客の方々に迷惑にならないよう心掛けてください。
船、バス、飛行機の場合は運航会社によって条件が変わるので、ご予約時に確認していただくのがベストだと考えます。

ぜひ輪行サイクリングをお楽しみください!!